三次元表面加飾工法
現在の産業界においては種々の製品がそれぞれの市場の要求を満たすべき機能を持って世に送りだされています。その機能を製品に付加し、さつさらなる性能向上をはかる手段として「加飾」があります。「加飾」とはさまざまな色材を用いて表面に工芸装飾を加えることです。
三次元立体製品は、近年プラスチック射出成形品の金型内加飾工法であるインサートモールド・インモールドや、旧来使用されていた墨絵流し工法を取り入れた水圧転写工法が、自動車内装材や家電製品外装材の加飾に幅広く使用されていますが、これらの工法においても被加飾体(基材)の材質・形状には制約があります。
弊社は、創業(1956年)以来、熱成形に関する加工技術(真空成形法)の開発とともに、その技術の具体化を実現すべく努力してまいりました。熱成形(熱成型)とは、プラスチックシート(熱可塑性樹脂シート)を加熱・軟化し、型に密着させて成形品を得る方法で、用途に応じて、真空成形と圧空成形があります。
真空、圧空成形は、大型成形が容易で、型の製作費が安く、製作期間が短く済みます。一方、短所としては、開放系であるため、熱効率が悪く、成形条件が不安定で、材料の歩留りが悪いなどの問題がありました。
当社が開発した次世代成形法「NGF成形」は、従来の真空・圧空成形の問題点を改善し、長所をさらに発展させた成形法で、成形型構造において内部に空洞や、真空孔を必要としないため、型製作費がさらに安くなり、成形型として既存の商品現物を直接使用することが可能となりました。
また熱成形における「型」を加飾対象である「基材」に置き換えることによって、成形法である「NGF」から、フィルムによる三次元表面加飾法である「TOM」が誕生しました。
いろいろな三次元表面加飾工法