超大型商品(自動車ボデー等)に加飾するために前述のTOM工法を進化させた工法です。
最大の特徴は、従来の治具は固体であったが気体を利用することにより(同圧成形法-特許出願済)、空洞を有するような複雑形状な構造の
基材でも変形や破損することなく表皮材を被覆できます。


Neo-TOM工法の特徴


TOM工法の特異性をを保ちながら、
 ① 基材(製品)は超大型(重量大)であっても定位置に固定されており、表皮フィルム側が降下することにより装置の軽減が得られています。(特許)
 ② 基材の裏面が複雑かつ空間があっても、受治具の構成は気体を利用することにより確実に基材を支持しています。(特許)



Neo-TOM工法を行う装置外観および動作紹介映像


 車体の装置内への搬入から表皮貼合までの装置の動作の俯瞰イメージ映像です。

左の画像をクリックすると動画が再生されます

(再生時間:47秒)

自動車車体の塗装ラインにおけるWet工法からDry工法への革新的技術の開発


自動車のツートンカラー部塗装作業形態「塗料の塗装」を「加飾フィルムの貼合」に替える。

サンプル


  2017年2月に東京ビックサイトで開催された「3次元表面加飾技術展2017」に、Neo-TOM工法で成形した車体ルーフのサンプル品を出展しました。

     



外装の多様化


① さまざまな部分のカラーバリエーションが可能で、その他高機能性表皮材の選択により革新的な機能を付与できます。

外装の多様化(機能を付加するドライ工法)

 Neo-TOM工法を用いた車体外装パーツへの加飾例映像です。 

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(再生時間:43秒)
② 断熱性能が高い表皮材を貼り付けることにより、車内の雰囲気温度を安定させることが可能となり空調効率へのエネルギー消費の低減になります。
③ ネット等の凸凹のある芯材と同時貼付して、車体表面の空気抵抗を改善させることにより走行性能の向上を計り、燃料消費の低減につながります。
 
凸凹芯材被覆断面図
 
 1/4スケールの自動車ボディに表面に凸凹ネットを挟んで成形
 
NEW コンテンツ!

ディンプル効果を実証したコンテンツです

おわりに


 国連気候変動枠組み条約「COP21」において2020年以降の新枠組み「パリ協定」が合意され出来上った製品を使用する時の有害物の発生低減が求められていますが、同様に物づくりの過程における揮発性有機化合物(VOC),二酸化炭素(CO2),六価クロム等の排出低減等、環境に配慮した物づくりも真剣に考えなければならない時期になっています。
従来のWet工法より環境改善に貢献度の高いDry工法としてのNeo-TOM工法による3次元表面加飾技術が、塗装,めっき代替工法としてその一部を担うことが可能であり、また加飾のみに止まらず、断熱性,耐候性,耐薬品性,電磁波特性等を有する機能性表皮材を被覆,転写することにより、製品の改質や機能向上にも貢献できる一つの「core工法」として、様々な市場で活用されることを確信します。